突然ですが、皆さんの身近には、残念ながら少し精神的に弱ってしまったりうつ病を疾患された、といった方はいらっしゃいませんか?
30代や40代ともなると、ご家庭を支えるという立場でありながら、職場でも重要なポジションを担われたりと、とにかく責任の重い世代に突入されている方も多いと思います。
一方で、世の中の環境はどんどん変化のスピードが上がってきていて、これまでに経験したことのない様な課題やストレスに対峙しないといけないケースが増えてきていますので、ちょっとしたことが引き金になって心を病んでしまう方が増えてきています。
特に、真面目で自分のホンネを表に出さない「責任感の強い人」ほどそんなリスクを抱えやすくなってきているのではないでしょうか?
でもこれって、まったく他人ごとではなくて、常にどんな方にも降りかかってくる可能性のあるリスクでもあります。
そんなリスクを回避するために、この記事では「心に余裕ができるちょっとした工夫」として、「生活」「お金」「時間」という観点から、どのように心のバランスを保つべきかというポイントについてご紹介いたします。
生活のスタンス
30代や40代ともなってくると、職場では重要なポジションを担い始める方もいらっしゃいますし、ご結婚や子育てなど、自分だけではなく「家族」を支えていくためにやるべき仕事がどんどんと増えてきているのではないでしょうか?
平日は朝から晩まで職場の仕事に忙殺され、週末は家事や育児であっという間に時間が過ぎてしまう。
そんな生活ではやはり肉体的な部分だけではなくて、精神的にも疲弊してしまいます。
ここでぜひ思い出して欲しいのが、「自分」という存在です。
「何を今さら」と言われそうですが、この記事をお読みいただしている皆さんは本当に「自分」という枠を意識できていますでしょうか?
真面目な方や責任感の強い方ほど、意外と「自己犠牲」に陥っているケースが多いです。
理想は、「仕事」と「家族」と「自分」の3点を意識してそのバランスの上にご自身のスタンスを置くことです。
このスタンスはどれか1つでもなくなってしまうと、崩れます。
特に「自分」という支点は優先度が下がりがちになってしまうことが多いので、忙しい時や心に余裕が持てていないな、と感じたときには、ご自身のスタンスがしっかりとこの3つのバランスの上に立てているのかを確認してみてください。
仕事も家庭も大事ですが、あなたは「あなたの人生を生きている」ということを忘れないで欲しいと思います。
お金に対する考え
どれだけあっても足りない「お金」。
家族が増えれば日常生活に必要なお金は増えますし、お子様の学費や習い事をはじめ、医療費や保険などお金ってどんどんなくなっていってしまいます。
家計簿などで毎月の支出をみると、ついついため息が出てしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな皆さんにご提案したいことが、「お金に対する意識を変える」ということです。
支出には、生活を支えるために必要な出費である「消費」とお子様だけではなくてご自身にとっての学びやスキルアップに使っている「投資」に加えて、娯楽や趣味など心を豊かにするための「浪費」の3つがあります。
毎月の支出の内訳にはきちんとこの3つが入っていますか?
特にここで強く意識していただきたいお金の使い方が「浪費」という使い方です。
「浪費」という言葉は少々ネガティブなイメージでとらえられることが多いですが、とても大切なお金の使い方だという意識を持ってください。
なぜなら、「浪費」とは先ほども書かせていただきましたように、娯楽や趣味などにお金を使うことなので、自分へのご褒美でもあり、心を豊かにして日常に活力をあたえる欠かすことのできない支出だからです。
もし今、毎月の支出計画にこの「浪費」のための予算をもうけていない方がいらっしゃれば、僅かでもよいので他の費目の金額を抑えてでも、予算を捻出してください。
そして必ず、期限をもうけて「使い切る」という習慣をつけて欲しいのです。
これを繰り返すことによって確実に心が豊かになっていきますので、是非試してみてください。
時間の使い方
日常生活においては、いろいろな時間の使い方がありますが、心のバランスを保つために特に意識していただきたい時間の使い方は、「働いた時間」と「睡眠時間」と「笑った時間(=楽しい雑談の時間)」です。
どんな人にも平等に与えられているものの代表として良く例に挙げられる「時間」。
24時間と決まっている1日をどのように過ごしたのか、皆さんはどこまで認識されているでしょうか?
「毎日仕事が忙しくて、家には寝るために帰っているだけ。」という方がたまにいらっしゃいますが、そんな方ほど敢えてご自身の24時間の内訳を書き出してみて下さい。
そして、まずはバランスを意識することも大切ですが、「睡眠時間」と同じように大切な時間に「笑った時間(=楽しい雑談の時間)」があります。
これは「趣味に使った時間」と置き換えてもらっても良いのですが、できれば他人とのコミュニケーションをベースにリラックスができた時間を確保していただくことをおススメします。
なぜなら、リラックスした状態で他人と接点をもつことによって、「自分の世界に閉じこもってしまう」という傾向を緩和することができるからです。
時間はコントロールするものです。
1日のうちにわずか数回や数分でも良いので、「笑う」ことのできる時間を確保してそういった場に身をおく習慣をつけることをおススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事のまとめは以下のとおりです。
◇生活
・「仕事」「家族」「自分」のバランスの上にスタンスを置く
・「自分」という視点を忘れない
◇お金
・「消費」「投資」「浪費」を使い分ける
・「浪費」は欠かせない
◇時間
・「働いた時間」「睡眠時間」「笑った時間(=楽しい雑談の時間)」を書き出す
・「笑う」時間と場を確保する
責任が重くなってくる30代・40代はついつい自分を犠牲にして仕事や家族を優先してしまいがちです。
でも、そんな思いで成し得ようとする行為も、健康な心身があってこそ実現可能だということを改めて意識して欲しいと思います。
そして、そのために「心の余裕」を確保することはとても重要です。
職場や家庭での高いパフォーマンスを発揮するためにも、この記事に書かせていただいたようなポイントを意識していただいて、心のバランスを大切にしてください。
この記事が皆さんの心身の健康維持のお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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