
今回も「新卒者向けの就職活動」アドバイスです。
「コロナショック」の影響によって新卒者採用の中止や採用予定者数の大幅減など、今年の新卒者の就職戦線は非常に厳しい状況になっていますね。
誰が悪い訳でもありませんが、このような状況の中、たった一人で将来への一歩を掴み取らなければいけない学生の皆さんは本当に可哀そうです。
そんな皆さんの就職活動に少しでも役に立ちたい。
そんな思いから、今回は【面接編①】として慣れない面接に臨む学生の皆さんに抑えておいていただきたいポイントをご紹介いたします。
締めくくりに注意する
新卒採用の面接では、事前に設定された時間内で質問を受け回答をしていくというスタイルが一般的です。
しかし、学生側の多くはフォーマルな面接という場に慣れていないため、同じ質問一つに対しても人によって随分と回答の内容やボリュームが違うどころか、会話のテンポも異なります。
面接官の役割は学生の個性や能力を見極めることであるため、できるだけ相手のペースに合わせて伝えたいことを出し切ってもらうように努めているものです。
そんな時によくあるパターンが「話の最後が分からない」というケースです。
面接はコミュニケーションですので、やはり会話のテンポによって印象が左右されてしまいますし、些細なことのように思えて意外と合否に関わる大きなポイントだと言えます。
でも、安心してください。
こんなリスクを回避する、たった一つのキーワードがあります。
それが、
「~以上です。」
というフレーズです。
自分が伝えたいことを話し終えた最後にこの一言を付け加えましょう。
この一言で、コミュニケーションのボールをあなたにお渡ししましたよ、というメッセージを面接官に伝えることができますし、会話のテンポを作り出すことができます。
PREP法で自分を話す
皆さんは、PREP法をご存じでしょうか?
PREP法とは、簡潔に言いたいことの要点を伝え、そのメッセージに説得力を持たせることができる文章構成メソッドで、ビジネス文章などでも良く使われる非常に便利なツールです。
PREP法という言葉自体はこのメソッドによる文章の流れの頭文字から来ています。
「結論を先に」とは一般的に良く言われる手法ですが、このPREP法では結論(=要点、主張)を伝えた後に、なぜそう考えるのかという理由を伝え、根拠となる具体例を重ねることで聞き手に説得力を持たせることができます。
そして、最後に改めて結論(=要点、主張)を伝えることにより、「結局何が言いたかったのか?」というミスコミュニケーションを回避することができます。
聞き手が最も話に集中できる時間は、おおむね最初の30秒ほどであると言われています。そのため、まずは結論を伝え、自分なりの要点や主張をしっかりと認識してもらいながら、最後に改めて確認を含めてその結論を伝えつつ回答を締めくくります。
このPREP法は面接だけではなく、履歴書やエントリーシートに自分の意見を記載する際にも有効ですし、何より自分自身の頭の整理にも非常に効果を発揮するメソッドです。
是非試してみてください。
仕事につながる話をする
面接では、自己紹介にはじまり、学業やそれ以外の活動も含めた過去の話、将来のキャリアプランに至るまで様々な質問をベースに会話が進みます。
書店にいけば、面接における「質問集」といった類の書籍もたくさん出版されていますが、結局、面接において採用担当者が見ている点は一つだけです。
それは、
「あなたが自分の会社で活躍できそうな人なのかどうか?」
ということです。
したがって、すべての回答や発信は、着地として「だから私は御社に入社をした際には活躍ができます。」というメッセージが入っていなければいけません。
自分の個性や特徴・過去の実績はもちろんのこと、失敗や挫折についてもマイナスになるどころか、その経験を踏まえて何を学び、社会人となってもそれらを再現することによってどのように活躍できるのか、ということを説得力を持って伝えることが重要です。
あなたがこれから臨む場は、あくまでも「就職」を掴みとる場所です。どんな話やエピソードも、しっかりと「仕事につながる」着地を意識してアピールしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事でご紹介した内容は、どれも今すぐにできるものばかりです。一度これらを抑えてしまえば、面接での回答パターンが作れるようになり面接の準備が随分と楽になります。
また、この記事でご紹介したアプローチやアピール方法はプラスにはなっても決してマイナスの印象や評価を受けることはありません。是非実践で役立ててみてください。
この記事が皆さんの就職活動のお役にたてば幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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