新型コロナウイルスの影響が長期化し、引き続き経済界にはなかなか明るい話題がありません。
新たな生活スタイルや働き方が根付きつつある中、ビジネスモデルそのものの見直しを突き付けられている業界や企業も多いようです。
こんにちは、こじのびです。
世界中を混乱に陥れた新型コロナウイルスの影響によって、転職市場がにわかに騒がしくなってきています。
これを機に転職を決断される方も多いようですが、かつての僕のように転職経験のない方にとっては何をするにも始めての事ばかりですよね。
なんとか履歴書や職務経歴書を作り、書類選考を通過したところまでは良いものの、

採用面接なんて新卒の時以来で、いったい何を話せば良いのかな。。。
とにかくあの当時を思い出して、普段の自分を出すように心がけよう。
そんな考えで転職に臨もうとされている方も多いようです。

たしかに普段の自分を出すことは大切ですが、「新卒採用」と「転職」とはまったく別モノという意識で準備をしないと良い転職は実現できません!
この記事では、「転職」という手段で新たな一歩へチャレンジしようとされている方に、転職面接の基本の流れと対策についてご紹介します。
※ブログランキング参加中です。
ボタンのクリックして応援していただけると嬉しいです(^^)
よろしくお願いします!
転職面接のSTEP①:自己紹介
面接がはじまるとアイスブレークがてらの雑談が始まることも多いですが、まずはやはり「自己紹介」から始まります。
ここで注意をしていただきたいのはこの2点です。
・できるだけ「簡潔さ」を意識して、1分を目安に話す
・過去の経験や実績など、面接官が興味をもって話を膨らませてもらえそうなトピックをいくつか入れておく
面接は限られた時間の中でのアピールの場であるにも関わらず、経験や実績の豊富な人ほどできるだけ多くの情報を伝えようとして話が長引く傾向があります。
このタイミングで面接官が見ているのは、「コミュニケーション能力」や「要点を抑えた会話力」であると同時にあなたについて理解を深めるためのトピック探しです。
すべてを自分のペースで伝えきるのではなく、あなたの良さがしっかりと語れそうなトピックをいくつか用意して、その導入部を簡潔に伝えるようにしましょう。
転職面接のSTEP②:職務経歴
自己紹介が終わると次に伝えるべき項目は、あなたがこれまでどのような経験や実績を積み上げてきたのかという「職務経歴」です。
こちらもとにかく時系列で長々と話す方がいますが、以下のようなポイントを意識しておくことが大切です。
・すべてを細かく伝えるのではなく「簡潔さ」を意識する
・転職先で活かせそうな経験や実績を意識してそこをメインに話をする
・過去の経験や実績を積み上げた際に「自分なりに」どのような工夫をしたのか、という独自性や他の応募者との差別化ポイントを意識して話す
応募者にとってはできるだけ多くの情報量を伝えることによってこれまでの経験や実績をアピールしようとしがちですが、面接官からすれば、あなたのこれまでの歴史を長々と聞きたいとは思っていません。
面接官が職務経歴から知りたいことは、あなたがこれまでに関わってきた業界や職種の概要を抑えた上で、「これまでの経験をうまく自社で活かしてもらえそうか?」「過去の実績を再現してもらえそうか?」という点を見ています。
特に募集をしている採用枠に求めるスキルを意識して、その人物像にマッチしたポイントを深く伝えることが大切です。
転職面接のSTEP③:志望動機
次に聞かれるポイントは、なぜこの会社に応募をしたのかという「志望動機」です。
ここで面接官が知りたいと思っているポイントは以下の5点です。
・自社のことをどこまで理解しているか?
・業界そのものにどこまで興味をもっているか?
・給与などの条件面だけが目的の応募ではないか?
・長くきちんと働き続けてもらえそうか?
・現職を辞めることだけが目的になっていないか?
企業にとって「採用」とは経営の4大資源(ヒト・モノ・カネ・情報)のうちの一つである「ヒト」を獲得するためのとても重要な活動であり、非常に大きな費用をかけたリスクを抱える可能性のある活動です。
多大な費用をかけて採用をしたにも関わらずすぐに辞められてしまうことほど辛いことはありませんし、仕事に向き合うモチベーションが低い方を組織の中に組み入れることによって既存の社員へのマイナスの影響が発生することは組織運営に致命的な影響を与える可能性があります。
これらの点をしっかりと抑えた上で、

この人なら高いモチベーションで辛い時もしっかりと乗り越えながら長く会社に貢献してくれそうだ。
と思ってもらえるように志望の意思を伝えましょう。
転職面接のSTEP④:転職理由
そして、必ず確認をされる項目がこの「転職理由」です。
内定を勝ち取ることができるかどうかはこの説明が左右する、と言っても過言ではないくらい重要な質問項目であるということをしっかりと認識しておきましょう。
先ほどの「志望動機」のSTEPでもお伝えしたように、企業にとって採用活動とは将来をともに築き上げる仲間を探す重要な活動であるとともに、大きな費用をともなったリスクを抱える活動です。
企業側がこの質問で見ている主な点は以下のような内容です。
・過去の実績はどの程度までその人自身による貢献なのか?
・何らかの理由で現職にいられなくなっているのではないか?
・人格や性格的に問題を抱えているのではないか?
・我慢強さが無い人なのではないか?
・入社後にしっかり根付いて働いてもらえそうか?
・志望動機との一貫性があるか?
このようなポイントを意識しながらとにかく忘れてはいけないことは、「現職の批判をしない」という点です。
これは簡単なようで非常に難しいポイントなのですが、多くの場合、応募先の企業に対する期待値よりも現職に対するネガティブな感情の方が強いものです。
企業側にとってはある程度こういったところを認識はしていますので、様々な会話や質問を通じてあなたの本音を聞き出そうとします。しかし、その誘い水に乗ることなく、とにかく現職に対するネガティブな話は避け、今後の自分のキャリアや価値観に対してそれらがより実現されやすい環境を求めてチャレンジをしようとしているといったようなポジティブな動機を転職理由として伝えることが大切です。
この質問への回答は何よりも入念に準備しておきましょう。
転職面接のSTEP⑤:会社への質問
一通りの質疑応答が終わると、多くの場合、

当社に対して何か聞いておきたいことや質問はございますか?
といった質問をされるケースが多いです。
なぜなら、先ほどから繰り返しお伝えしていますように、とにかく企業にとって採用活動とは非常に大きな費用と労力のかかる活動であるため、認識の齟齬等によって続かない社員を抱え込むことは避けたいと考えています。
ここで絶対に避けなければいけないことは、「特に何もありません。」と質問をせずに終わらせてしまうことです。
採用面接官にすれば、

本当に十分に理解してもらえたのかな?もしかしたら、物事を深く理解しようという姿勢に乏しい人なのかも知れないな。。。
という印象を持たれてしまうからです。
ここでは以下のような点に気をつけましょう。
・2~3個は質問を用意しておく
・会社への強い関心を示すことができる質問をする
・将来に向けた向上心や貢献意欲が伝わる質問をする
・自分なりの仮説を持っていない経営課題への対応策を追求することはしない(担当者レベルでは答えられないし、会社にとって痛いところを突くことはマイナスイメージを与える)
この質問が重要な点は、”その面接を締めくくる会話になる”という点です。
強い関心や貢献意識を感じてもらえるように、その会社で働きはじめたつもりになって相手が興味を持つようなポイントを探りながら質問をしましょう。
ただし、先ほども述べさせていただきましたように、なかなか答えを見い出せずに困っているような課題に言及することはおススメしません。
例えば現在であれば、

新型コロナウイルスの影響で売り上げが大きく落ち込んでいると思いますが、どのような施策でそのマイナスを取り返そうと考えていますか?
といった質問はかなり危険です。
この質問はまさにいま多くの企業が直面している課題ではありますが、効果的な対応策を見い出せておらず経営のはれ物に触る状態になっている企業がほとんどだからです。

苦しい中でいろいろと対策を打ってはいますが、〇〇さんならどのような施策をされますか?
といった逆質問が返って来た時に答えられる準備ができていなければ、

この人は問題の提起はできるが、打ち手を考えることができない人かもしれないな、、、
といった印象を与えてしまう可能性あるからです。
そんなネガティブな会話で締めくくるよりは、楽しい話題や明るい未来をイメージできるような話題で締めくくることを意識しましょう。
転職面接のまとめ
いかがでしたでしょうか?
もちろん企業によって様々な面接の形式がありますが、結局はこの記事でご紹介した流れと項目を抑えていく面接パターンが大多数です。
”テッパン”とも言えるこの流れとポイントを抑えた上で、ご自身なりの回答パターンを作りこんでおきましょう。
この記事が皆さんの素晴らしい転職のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
※ブログランキング参加中です。
ボタンのクリックして応援していただけると嬉しいです(^^)
よろしくお願いします!
コメント